G社では、ハードディスクを内蔵した携帯型のオーディオプレーヤ(以下、プレーヤという)の組込みソフトウェアを開発することになった。 プレーヤの本体には再生ボタン及び停止ボタンがある。再生ボタンを押すと、あらかじめハードディスクに圧縮して保存しておいた音声ファイルから、音声データを読み出して再生する。停止ボタンを押すと、音声ファイルの再生を停止する。 開発する組込みソフトウェアは、メインタスク、再生処理タスク、データ読出しタスク及びDSP(Digital Signal Processor)ドライバから成る。タスク間の通信にはメッセージを使用する。プレーヤの構成を図1に示す。 開発する組込みソフトウェアでは、再生中に音声が途切れるのを防ぐために、バッファメモリを使用する。音声ファイルを再生する際には、データ読出しタスクが音声データをバッファメモリに書き込む。再生処理タスクは、書き込まれた音声データを順次読み出し、DSPドライバに転送する。DSPドライバは圧縮されている音声データをDSPに供給して伸張する。伸張された音声データはスピーカに出力される。
次にDSPドライバに転送するメモリブロックの番号がp、使用中のメモリブロック数がm個のとき、図4中のdとeに入れる適切な式を答えよ。
図3中のcの処理がない場合、ボタンの操作のタイミングによってはハードディスクの回転が長時間停止しなくなってしまうことがある。cに入れる適切な字句を、20字以内で答えよ。